『八王子の月見草』 第27草[2007年03月30日]
第27草 ”意外な告白”
楽屋の中にいたマドリーヌがこっちに歩いてきた。
「お久しぶりです。倉橋さん。びっくりしました?」
「うん!本当に驚いたよ!
まさかあの梶田さんが・・あっ!ここではマドリーヌか・・・」
「ハハハハハッ!いいんですよ!呼びやすい呼び方で!」
すると、マドリーヌが葵の方を見て
「で?彼女?」
「違う、違う!あああ、あの、あの、あの・・・」
また、しどろもどろになった倉橋の横から葵が出てきた。
「はじめまして、葵っていいます!
私、イブプロの大ファンなんです!」
「ありがとね。でも、女の私から見ても可愛いね♪」
「あっ!そんなことないですよ~
マドリーヌ様の方が全然お綺麗です!」
「ありがと。
じゃ、打ち上げでね。でももうちょっと待っててね。」
「はい♪」
そしてまた倉橋が自慢気に言った。
「梶田さん、この前、会社を辞めた事務員さんだったんだよ。」
「はっ!?倉橋さんの会社の人はすごいですね!」
「そんなことないよ~ウフフフフ~♪」
やがて、30分ぐらい経ったところで、トモリーヌが出てきて、
「さぁ~!いくぞ!はっ!いくぞ!」
ライブハウスのスタッフ、お客さん、対バンの方々、
もちろん”Evening Primrose”のメンバーも
みんなを引き連れて打ち上げ会場の『辛次郎』に向かった。
総勢30名ぐらい、予約なしで入れる場所は
この『辛次郎』くらいしかなかった。
辛次郎に入ると、広い席が用意されていた。
倉橋はもちろん葵の隣に座り、
その葵をはさむようにトモリーヌが座り、
トモリーヌの前にはマドリーヌ、カワシーヌ、ラキアーヌが座った。
すると、おもむろに口を開いたメンバーがいた。
「打ち上げが始まる前に
みんなに言っておきたい事があるんだけど、いいかな?」
「!!」
みんながそのメンバーを見た。
「次のワンマンでイブプロを辞めようと思っているんだ・・・・」
つづく・・・
『八王子の月見草』はフィクションであり、物語に登場する人物、団体、場所等は実際のものとは一切関係ありません。
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次回予告
果たして脱退の
告白をしたメンバーは誰なのか!?
次回の『八王子の月見草』は・・・
”驚きの真実”
お楽しみに!
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『八王子の月見草』 バックナンバー
第1草 『倉橋という男』
第2草 『次の店』
第3草 『深い事情』
第4草 『楽しい日々』
第5草 『美味しい料理』
第6草 『プレゼント』
第7草 『謎の女』
第8草 『傷』
第9草 『過去』
第10草 『煙草』
第11草 『約束』
第12草 『永遠に』
第13草 『顔色』
第14草 『リザローブ』
第15草 『アフター』
第16草 『衝撃』
第17草 『告白』
第18草 『転機』
第19草 『旅立ち』
第20草 『面接』
第21草 『新たなる序章』
第22草 『想像』
第23草 『もう一人の月見草』
第24草 『驚きの連続』
第25草 『緊張』
第26草 『楽屋前』





