『八王子の月見草』 第10草[2006年11月21日]
第10草 ”煙草”
『煙草・・・私が一番嫌いなものだった。
ママが煙草を吸っている時は、
私に来るなと言って払い除ける
普段は優しいママだけど、
その時だけはすごく怖く怒る。
私が泣くとさらに怒る
幼かった頃はママに抱っこされたい時が多かった。
ママの煙草の時間も多かった。
だから、すごく寂しかった。
でも、それは後から知ったんだ。
私の健康を心配しての事だったんだと・・・』
ふと、小夜子は自分の母親のことを思い出していた。
自分も母親と同じことを葵にしていた。
空を見ながら小夜子は心の中でつぶやいた。
『・・・葵・・・ごめんね・・・ママもうだめかも・・・』
『倉橋さん・・・必ず行くから・・・もう少しだけ待っててね・・・』
『それと・・・私・・・子供・・・いるの・・・』
『ア・オ・イっていうの・・・可愛い名前・・・・・でしょ・・・?・・・』
『・・・黙っていて・・・・ごめんね・・・・・・』
歩道に倒れていたのは、小夜子だった・・・
つづく・・・
『八王子の月見草』はフィクションであり、物語に登場する人物、団体、場所等は実際のものとは一切関係ありません。






コメント
再開ありがとうございます!!
また楽しみが増えました!!
今度は中止にならないで下さいね♪
投稿者: 月見草ファン |2006年11月22日 09:50
月見草ファン へ
コメントありがとうございます!
読んでくださっているファンが一人でもいる限り、私はこれを最後まで書き続けようと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします!!
投稿者: 『八王子の月見草』作者 |2006年11月24日 11:39