『八王子の月見草』 第3草[2006年08月10日]
第3草 ”深い事情”
倉橋は目が覚めたら、自分のベッドの上に寝ていたが、
昨日はどのようにして帰ってきたのか憶えていない。
確かある嫌なことを思い出して、それで酒をたくさん飲んで・・・
そこまでは憶えているが、後は一切憶えていない。
ふと昨日言われたある言葉、『深い事情』を思い出していた。
倉橋は過去に一度きりの恋愛経験がある。
それは、悲しくもあり苦しくもあり、二度と思い出したくない
悪夢のような経験だった・・・
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もうそれは12年前のクリスマスの出来事だった。
倉橋は彼女のために人生で最高のプレゼントを
あげようと思って、JR八王子駅の改札でわくわくしながら待っていた。
彼女とはもう3年付き合っている仲である。名前は小夜子。
年は倉橋より1つ年下だ。
髪はストレートで長く、目が二重瞼で大きくて可愛い感じの美人な女性であった・・・
つづく・・・
夏休み特別企画!
一挙2話連続連載!!
12年前の出来事とはいったい!?
明日の『八王子の月見草』は・・・
”楽しい日々”
どうぞお楽しみに!!





